どうなる?この裁判の行方

山口県光市で99年に起きた母子殺害事件で、殺人罪などに問われた当時18歳の元少年(25)の上告審で、最高裁第3小法廷(浜田邦夫裁判長・上田豊三判事代読)は20日、死刑を求めた検察側の上告を認め、広島高裁の無期懲役判決を破棄、審理を高裁に差し戻した。

この事件の裁判、始めの頃から注目しているのですが、大きな動きがありましたね。

今年3月、加害者少年の弁護人が最高裁の口頭弁論を「コイツ等アホか?」とも思える理由で欠席し、直後に会見を開いて、どう考えても納得いかん、都合の良い主張を繰り広げた事も記憶に新しいですよね。一部では、実は担当している最高裁の裁判長が5月末をもって定年退職する為、判決の流れが変わることを期待しての遅延行為であるのでは?という憶測があります。

色んな媒体で、この事件の犯行現場の悲惨な状況を読む度に目に涙が浮かぶ。特に事件の内容が生々しく記録されている広島高裁の判決文を読むとホントに辛い。さらに、この少年が判決後、知人に送った手紙の内容を読めば、涙は消え怒りが込み上げてくる。他人の俺ですらこんな感情が芽生えるわけで、被害者家族の心情など想像も出来ない。一部では被害者家族が頑なに死刑を求めている事に対して、酷いバッシングをする動きもあるが、俺には到底理解できない。

『少年に奪われた人生』の著者、藤井誠二さんのブログによると、 以下が実際に一審の無期懲役判決後に少年が知人に宛てた手紙の内容らしい。

「ま、しゃーないですわ今更。被害者さんのことですやろ?知ってま。ありゃーちょうしづいてるとボクもね、思うとりました。・・・でも、記事にして、ちーとでも、気分が晴れてくれるんのなら好きにしてやりたいし」

「知ある者、表に出すぎる者は嫌われる。本村さんは出すぎてしまった。私よりかしこい。だが、もう勝った。終始笑うは悪なのが今の世だ。ヤクザはツラで逃げ、馬鹿(ジャンキー)は精神病で逃げ、私は環境のせいにして逃げるのだよ、アケチ君」

「犬がある日かわいい犬と出会った。・・・そのまま「やっちゃった」・・・これは罪でしょうか」

「5年+仮で8年は行くよ。(筆者注・少年法の規定では無期懲役でも7年で仮釈放の資格が得られる)どっちにしてもオレ自身、刑務所のげんじょーにきょうみあるし、速く出たくもない。キタナイ外へ出る時ば完全究極体で出たい。じゃないと2度目のぎせい者がでるかも」

これが、反省している人間の記す言葉ですか?

こんなものを読んでしまうと、"更生の可能性があり"という言葉が使われる、少年犯罪の無期懲役という判決に意味があるのか?
終身刑と同じような感覚で、あたかも長期間の刑を連想させる無期懲役という言葉、実際少年事件の無期懲役なんて数年で出てくるんじゃないですか?そもそも出所後は名前を変えて、離れた場所で普通に生活できると言うこと自体、納得できない。
正当防衛以外、故意に殺人の罪を犯せば、最低でも絶対に仮出所なしの終身刑(日本には存在しないが)が下されるってのが妥当だと思うのですがね。被害者の未来を一瞬のうちに奪う行為なんだから、そこに計画性があったかなんてそもそも問題にもならんのじゃないかと。殺人の罪を犯した場合、殺す直前には当然「殺そう」という計画が芽生えているわけだから。さらには少年の育ってきた環境なんて関係ないんじゃないかと。

先日発表されたとおり、遺族の夫と被害者である妻が交わした手紙や、被害者である妻のつけていた日記をもとに出版された本が、「天国からのラブレター」というタイトルで映画化されることになった。

99年に起きた山口・光市母子殺害事件の遺族、本村洋さん(30)が出版した「天国からのラブレター」(新潮社)が映画化されることが15日、分かった。事件前に交わした夫妻の往復書簡を中心にした内容で、本村さん夫妻には中村ゆり(24)、須賀貴匡(たかまさ=28)の若手2人を主演に起用。メガホンは新進の女性監督、山口円さん(27)が執る。

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